「女性は柔らかい雰囲気があるから板前に向いています」 板前が全員女性の寿司店「なでしこ寿司」の店長・千津井由貴さんは、その声に対し違和感を感じる。 「じゃあ無理をしたり我慢して、いつも笑顔で包み込むようにしなければいけないのか…
「お前の寿司は本物じゃない」 「化粧の粉が寿司に落ちる」 「女性の手のひらの体温が高く、ネタが傷む」 客や同業者らの差別や偏見と戦いながら、「なでしこ寿司」は10年目に突入した。