投資マネーの退避先だった米国株の急落で、対ドルで円、ユーロに買い戻しの動き。特に対ドルで大きく売られた円の戻りが強まった。ただそれでもこの3年間のレンジの中心である110円近辺。早朝はフラッシュ・クラッシュによる円急騰リスクも脳裏…
円安と日経平均先物高と金上昇の並列。リスクオンなのか、リスクオフなのか、日本売りなのか…。およそ規律だった市場反応とは思えないカオスな相場。各市場ごとに短期筋の需給に基づいた思惑売買が続く。
一見リスクオンのような日経平均200円高も、ドル円、ユーロドルの動きを見ると、「ドル資産への投資マネー退避→円安→日本株高」というリスクオフの構図が導いた産物であることが分かる。
久しぶりのドル円111円台に浮き足立つ為替市場。だが5年チャートで眺めると、2017年から3年以上続く105〜115円の狭いレンジの中心辺りをウロウロしているだけ、という窮屈な相場に変身する。かくもドル円は動かなくなった。
新型肺炎の感染拡大に対する為替市場の初期反応は円買いだったが、ほとんど進まなかった。そこで世界の投資マネーのドル資産への退避に合わせて円売りに転じたら、日本への感染拡大時期と重なり、大きく円安に振れたという流れ。あくまで短期筋レベ…
新型肺炎の市場への影響について2003年のSARSが引き合いに出るが、当時はイラク戦争が重なり、比較に無理がある気がする。当時の日経平均は20年ぶりに8000円を割った後、1万円の大台を一気に超すジェットコースター相場。今や中国の…
短期筋は日本株の買い持ちを売り切り、ドルの対円での買い持ちも消えた。「8月の波乱相場」と言っても、今のところドル円は105〜115円を割らず、日経平均も2万円台を保ったまま。動かぬ相場を市場は煽るが、火のないところに煙は立たない。
連日100ドルを超えるダウ続落にもかかわらず、シカゴの日経平均先物は2万2200円台後半と連休前とほぼ同水準で、安定した基調を維持。ここまでドル円が落ち着いて推移しており、厳粛に改元を祝うかのよう。残す材料は日本時間今夜の米雇用統…
超低金利、キャッシュレス、市場安定…。いろいろと推測は働くが、詳しい理由はこのあと16時半からの記者会見で明らかに。「みずほFG、今期6800億円損失 純利益800億円に」:日経電子版
注目していた固定資産の減損処理5000億円の内訳は、大部分がソフトウエアで、店舗統廃合は400億円のみ。キャッシュレス時代への対応で店舗を減らすなら、他のメガにも波及するかと思ったが、影響は限定的か。「みずほFG、今期6800億円…