東京円、111円台後半 10カ月ぶりの円安・ドル高 新型コロナで円売りに
焦点:ドル9カ月ぶり111円台、国内投資家の「円投」が助勢
久しぶりのドル円111円台に浮き足立つ為替市場。だが5年チャートで眺めると、2017年から3年以上続く105〜115円の狭いレンジの中心辺りをウロウロしているだけ、という窮屈な相場に変身する。かくもドル円は動かなくなった。
「安全資産としての需要と、投資妙味の両方が働いている」。日本の新型肺炎の感染増加や2019年10~12月の実質成長率の落ち込みも背景に、「安全通貨」の受け皿が円からドルにシフトしています。
【為替ニュース】東京為替見通し=日本離れの円売りには要警戒、豪雇用統計に注目集まる NY市場ではドル円は、欧米株式相場や日経平均先物が堅調に推移し、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが終日優勢となった。 この日発表された1…
ドルが約3年ぶり高値、リスク選好で円安も進行=NY市場
円安進行:対ドルで1㌦=111円台前半に、対ユーロでは1ユーロ=120円台前半に。円が独歩安となっている。
19日のニューヨーク外国為替市場では、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は、去年5月以来、9か月ぶりとなる1ドル=111円台後半まで円安ドル高が進んでいます。
「安全通貨」だった円の変質が一段と鮮明に。ドル高がトランプ氏を刺激する心配も ーー マネー、安全資産ドルに集中 肺炎で2年9カ月ぶり高値:日本経済新聞
円は安全資産でなくなったのか:金が1600㌦突破、10年物米国債利回りは1.5%台半ばに低下。そんななか為替相場は1㌦=110円台と円安・ドル高に。 リスクオフの円買いの真逆である。新型ウイルス肺炎のリスクを感じ取った円売りが起きているなら、警戒が必要だ。