医師2人のうち一人は、「高齢者は見るからにゾンビ」などとネットに仮名で投稿し、高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返し、安楽死法制化にたびたび言及していた。（京都新聞）
おそらくは、優生思想の否定は、（他人ではなく）自分と自分の住む社会を守るために必死にせねばならないもの、という利己主義が（利他主義ではなく）根拠となるべきなのだと思っている。理路がややこしいので理解されにくいとは思うけど。
本件は、優生思想的な主張を繰り返し「病死と見せかけ高齢者を殺害する書籍を出版」するなどしてきた医師（元医系官僚）らが殺人罪で逮捕された異常な事件だ。 また、尊厳死の議論の前に国会が問われている深刻な問題があるのではないか。 日…
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「これぞ優生思想」という考え方をここまで無邪気に開陳できてしまうのは無知ゆえだと思う一方、私だって無知ゆえにトンデモ発言をしてしまっていることはあるかもしれない。そう思うとゾッとする。
残念というより、まさしく優生思想で怖い。 「優秀な遺伝子」を国家管理で残そうというのはまさに優生思想。ナチスはユダヤ人の虐殺を始める前に、「ドイツ民族の遺伝子的遺産の強化」のために、精神障害者たちを殺した。後には反社会的分子やユダ…
現実を認めず、誰かを攻撃することで自己あるいは自己の主張を肯定化するのはやめたほうがいい。 今回の事件は殺人。しかも優生思想が根底にあるとすればなおのこと、安楽死、尊厳死の議論の前提にしてはいけない。
逮捕された医師は元厚労省官僚 「高齢者は社会の負担」優生思想 京都ＡＬＳ安楽死事件
ALSで苦しむ人を医師が「安楽死」させた背景には、優生思想と「高齢者への医療は社会資源の無駄」という緊縮思想があったと判明している。 「無駄」と見なしたヒト・モノ・サービスの削減を「改革」だと誇る維新から、「尊厳死」の議論が提起…
優生学は「人口過剰」を抑制する思想。それとは違う意味で「安楽死」や「命の選別」は避けられない。