昨日の夕方、担当の編集者から橋本治さんの訃報を聞いた。驚き、そして、思ったよりもずっと悲しかった。橋本さんとは、特に、雑誌「広告批評」の紙面上で一緒に遊ばせてもらった思い出が大きい。編集長だった天野祐吉さんも島森路子さんも、とうに亡くなってしまった。さよなら、橋本治さん。
【作家・橋本治さん死去 70歳】 「私にとっては20代からのひさしい"アイドル"だった。最初に読んだのは『桃尻娘』で、"こんなに自由に書くことができるのか"と驚嘆して、それからむさぼるように、橋本さんのあらゆる本を読み漁った」(内…
作家の橋本治さん死去。 「桃尻娘」で衝撃デビュー。「リア家の人々」「草薙の剣」をはじめ戦後の庶民の実相をすくい取った小説など多彩な作品を発表してきました。
作家の橋本治さんが死去 「桃尻娘」「宗教なんかこわくない!」
作家の橋本治さんが死去 「桃尻娘」、評論でも活躍:
作家の橋本治さんが死去 百人一首を橋本さんの本で勉強したのを思い出します。桃尻娘、読み直さないと。#橋本治 #桃尻娘
そういえばどうして今の奥さんと結婚することになったのか、理由の一つを思い出しました。25年くらい前に僕が橋本治が大好きだと言ったら、「私も本一冊持ってます」というので、「何?」と訊いたら「『アストロモモンガ』」。この人とならどこまでも行けそうな気がしたのでした。
橋本治さんについて書いた文章を三つあげておきます。一番古いのが2005年に橋本さんとはじめて会った直後のブログ日記。一番新しいのは去年書いた『98歳になった私』の書評です。長いですけど、お時間があれば順番にどうぞ。
橋本治さんのご逝去の報。70歳。若すぎます。文章もそして御本人のお人柄も、絶対的にユニークな存在感のある方でした。いつも永遠の若さを感じました。肉体は滅びても、精神はイデア界のどこかにいらっしゃるように直覚します。ご冥福をお祈りい…