女の子を2人にすれば上映時間が同じくらいになるだろうと設定を変更。ポスタービジュアルもトトロの隣にサツキとメイがいる構図で検討されましたが、デザインがどうもうまくいかず、結局、サツキとメイの特徴を1人の女の子に集約して、ポスターが…
#宮崎駿 監督が最初に思いついたのは「バス停でバスを待っていたらオバケがやってきた」という光景。当初は主人公の女の子は1人だけの設定でした。その後、同時上映になる「火垂るの墓」の上映時間が予定より長くなっていることを知った宮崎監督…
#トトロ の原型になっているのは、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」のあるシーン。ぼう然と立っている山猫の足元でどんぐりがキーキー言っているシーンから宮崎監督が受け取った強烈なイメージが、「#となりのトトロ」のインスピレーションの源にな…
宮崎駿監督は製作にあたりこんな思いを記しています 「『となりのトトロ』の目指すものは、幸せな心温まる映画です。(中略)恋人たちはいとおしさを募らせ、親たちはしみじみと子供時代を想い出し、子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探検…
「#となりのトトロ」で 宮崎駿監督が最もこだわったことのひとつが、子どもが走る時の動き?♀️でした。子どもは同じリズムで走り続けることはないので、自然に見せるのがとても難しいのです。一方、トトロは誰も見たことがないいきものなので…
たきぎをさらっていく一陣の風だけで、何か不思議なことが始まると予感させる名場面。宮崎駿監督は日常の中の非日常である台風の一夜だけでも、十分子どもをワクワクさせることができる1本の映画を撮れると語っています。ちなみにこの時通ったのは…
ばあちゃん役の北林谷栄さんは、若い頃から老婆役を得意とした名女優。「風の谷のナウシカ」の大ババ役をオファーした際はスケジュールが合わず、今回が念願の出演となりました。第一声から役作りが完璧で、宮崎監督を「のけぞった!」?と笑顔にさ…
サツキとメイが住むことになるこの家。?日本家屋に洋間がつながったちょっと不思議な構造ですが、昔はよくあった形なんです。外観のアイディアは宮崎駿監督が出したもので、それを元に美術の男鹿和雄さんが細部を描きこんでいきました。…
物語の時代設定は、?テレビがまだ普及していなかった昭和20年代後半~30年代初めごろ。場所も特定はしていないのですが、サツキたちが乗っているオート三輪とすれ違うバス?に、東京・東村山市に実在する「八国山」の文字が?…
「#となりのトトロ」の公開は1988年。高畑勲監督の「火垂るの墓」との同時上映でした。オープニング曲「さんぽ」の作詞は、児童書「いやいやえん」の中川李枝子さん。「トトロ」の制作時に作られたイメージアルバムのために全6曲の詞が書きお…