大江健三郎さんが亡くなりました。もう久しく新作を手に取ることはなかったのですが、高校生の頃は大好きな作家でした。『セブンティーン』『個人的な体験』『日常生活の冒険』に衝撃を受けました。仏文学会の講演ではじめて生の声を聴きましたが、ユーモアのセンスが豊かな人だとその時知りました。
そうか、今日は建国記念日だったんですね。1967年の今日が法律が施行されて最初の祝日でした。高校一年生だった僕は「紀元節復活反対」の立場から同盟登校を訴えましたが、学校に行ったら、1500人の生徒のうち十数人しか登校していませんでした。その時の失望が高校を辞めた理由の一つです。
なにがきっかけで政治的状況が激変するかは予測できません。政治は複雑系ですからわずかな入力差が巨大な出力差を生み出すからです。「マイナンバーカードのために保険証を廃止する」という「せこい政策」のせいで支持率がいきなり20%を切ることもあり得ると僕は思います。
朝一仕事は週刊金曜日と赤旗。どちらにも国葬について書きました。なぜ岸田首相は自分の政治生命を縮めるような愚行を犯したのかについて。安倍元首相の「手法」を模倣したというのが僕の仮説です。元首相は憲法と法律と立法府を軽んじ、国民の反対を押し切って次々とやりたい放題のことをしました。
エリザベス女王の国葬に際して「在位期間が長かった」ことや「弔問外交で活発な意見交換ができる」ことを葬儀費用の支出根拠にあげた人間は英国政府部内にはたぶん一人もいなかったと思います。女王に対して「真率な敬意」を寄せていた人間の口からはそんな言葉は出てこないです。
おはようございます。エリザベス女王が亡くなりましたね。海外の各種報道を見ていますけれど、死者への敬意がどういうふうに表現されるのかがよくわかります。まさか二つの国葬の「亡き人への敬意の深さ」の差が国際社会の前で開示されることになるとは予想もしませんでした。
森英恵さんと一度だけ遭遇したことがあります。1974年の夏休みにパリから帰ってきた羽田空港で荷物検査の列に僕の前にいたんです。職員がトランク開けなさいと言って、森さんトランクを衆人環視の前で開けさせられたんです。「おい、この人、森英恵だよ」と僕はびっくりしました。
「共和党員のほぼ半数が予備選挙ではトランプ以外の候補者を選び、相当数はトランプが党の指名を受けたら棄権するというシエナ大学の調査」ううむ。トランプもそろそろ年貢の納め時なのでしょうか。
安倍元首相の銃撃は選挙に影響があったでしょうかという質問に「あまりなかったと思います」とお答えしました。あの事件はこれから後の日本の政治にどんな影響を与えるでしょうかという質問には、メディアが自民党と統一教会の関係について報道しないなら影響はないでしょうとお答えしました。
週刊金曜日に寄稿したものですが、紙面掲載は選挙後になりますが、選挙前に読んで欲しいのでネットで先行公開してくれました。どぞ。