大雨の近畿を出て東京に来たら今度は地震です。ううむ、なんか「末法の世」が到来したような。
東京着。こちらは曇りですが、雨はまったく降っておりません。でも、代わりに地震。「地震と大雨は決して同時に来ない」という仮説は甲野先生から教わりました。天地の陰陽が少し狂ってきたようです。 カジノはいいから、夢洲に大仏建てましょうよ。
地震のときはできるだけ動かない方がいいです。被害の全容って、なかなかわからないし、非常時になっても人間は「正常性バイアス」が働いて、危険を過小評価する傾向がありますから(阪神大震災のときにたくさんの事例を見ました)。ちょっと「怖がり過ぎ」の方が安全です。
新潟県知事選挙の結果で政局が流動化するという話を昨日議員さんたちから聞きました(国会議員が4人来てたのです)。与党系候補が勝ったら解散総選挙もあるという見通しを伺いましたが、さてどうなるか。演題が「安倍改憲への対抗軸」ですから与党議員は当然ながらひとりも来てませんでした。
日大が初動で「学生を切り捨てて、アメフト部と理事を守る」という道をほぼ自動的に採択したという点に深い闇を感じます。教育機関の第一の仕事は学生たちの市民的成熟を支援することです。教育より組織防衛を優先する人たちは大学という機関を通じていったい何を実現するつもりでいるのでしょう。
今日の朝刊とTLは「日大」と「加計学園」で埋め尽くされておりました。みなさんご指摘の通り、「上が教唆して、下がその意を忖度して不適切な行為を行い、責任問題が発生すると、上は順送りに『指示したことはない』と言い逃れて、一番下が責任を押し付けられる」という構造がまったく同じですね。
京都府知事選の出口調査の結果によると、立憲民主党支持者の半数以上が福山候補に投票とのこと。期せずして議員たちと住民の現状認識の乖離が露呈しました。立憲民主党執行部がこれを「勝利」と総括してお祝いするようだと先がないですよ。
防衛省の日報隠蔽といい相撲協会のとんちんかんな対応といい、欠けているのは「遵法精神」じゃなくて「市民的常識」だと思います。いずれも内輪限定のローカルルールは遵守してるんですよ。「このローカルルールをここに適用することは無理筋でしょ」というまともな市民的判断力が欠落している。
アメリカ共産党関係のWikipediaの記事は英語版がほとんど(『アメリカ共産党史』を書いた党首ウィリアム・フォスターの記事も和文のはないんです)。でも、ウィキ翻訳でけっこう読めるのにびっくりしました。機械翻訳、精度上がってますね。もうすぐTOEIC800点というのもあながち。
『ガーディアン』は簡潔に文書問題を報道しています。