上野千鶴子氏。東大新入生に「あなたたちは頑張れば報われる、と思ってここまで来たはずです」と。そして「世の中には、頑張っても報われない人や頑張りすぎて心と体を壊した人たちがいる。恵まれた環境と能力を、自分が勝ち抜くためだけに使わずに…
新元号。昭和から平成のときと比べて、圧倒的な「お祭り」感。前回は天皇崩御のその日のうちなので、そちらのインパクトのほうが強かった。
今帰仁港にジュゴンの死体。タイムスも1面で報じている。「ジュゴンネットワーク沖縄の細川太郎事務局長は身体的特徴から個体Bと断定。『沖縄島周辺の3頭の中でも唯一確認できていたジュゴンだった』と残念がった」
ジュゴンのこんなあわれな姿を見るとは思わなかった。辺野古沖で、海草のはみ跡を見たのは04年。もう国内で、野生の生きた姿は見られないかもしれない。
「飼育下で繁殖に成功した事例はありません。数が減ったからといって、人工繁殖できないジュゴンにとって、生息地の保全はとても重要です」
タイムスも新報も「デニー氏出馬へ」「玉城氏擁立へ」と。名前の挙がっていた金秀グループ会長・呉屋氏も「玉城氏を推したい」と。
安田純平さん。大きなニュースに埋没させてはいけない。
映画「万引き家族」をめぐる、角田光代さんの寄稿。「実際に起きた事件の見出しを見たときと、この映画の印象が対極くらいに異なるのは、だからだ、とようやく気づく」。何が「だからだ」なのかは、このすばらしい原稿を読んでいただければ。
スバル:検査データの改ざん→社長辞める 神戸製鋼:品質データ改ざん→社長辞める 財務省:公文書の記述改ざん→「私のリーダーシップのもと、一致団結し、再発防止と信頼回復に…」
「安倍晋三首相は15日、女性記者へのセクハラ疑惑を週刊誌で報じられた財務省の福田淳一事務次官の更迭は不可避だと判断した」という産経1面と真逆の事態に。いったい何が起きているのか。