プーチン政権はロシアで非合法であるはずの民間軍事会社としてのワグネルの事業を長年にわたって黙認し、また組織的に支援してきましたが、2022年9月にワグネルの存在が公に認められ、ウクライナの前線で戦う兵士を刑務所で集めるのを認めました。2/
プーチン大統領が新しい声明を出したことが報じられていますが、その中でワグネルの戦闘員に国防省と契約するか、ベラルーシに移動すれば安全が保障されると述べています。反乱の首謀者は厳しく非難しています。1
BBCのチームがウクライナにおけるロシア軍の死者を数え上げる調査を実施しており、先日その成果を報じました。 その結果によれば、2万5000名を超える死者が確認されており、開戦から最初の3か月で士官792名、下士官・兵卒2279名、…
これは6月20日に発表されたレポートですが、ワグネルに不穏な動きがあり、ロシアの体制に対して挑戦するリスクが高まっていることを的確に評価していました。ワグネルの歴史や態勢に関する情報も上手くまとめられており、最近の情勢を理解する上…
BBCの記者はロシアで起きたことを手際よく要約しているだけでなく、多くの観察者の気持ちを代弁することにも成功しています。 「今のは一体何だったんだ」と言いたくもなります。
研究者や専門家のコメントや、まとまった分析も今日以降少しずつ増えてくると思うので、それらが出尽くして来れば自ずと現段階での評価も定まってくると思います。 BBCのタイムラインも共有しておきます。13時頃に交通規制も解除になったよう…
ウクライナ軍の攻勢が続く中でロシア軍はこれまで防御戦闘で一定の戦果を出してきましたが、この命令によって作戦の前提が変わってきます。ザポリージャ州の防衛線を現状のまま維持しながらワグネルの部隊に対して攻勢をとることは、軍事的に不可能だろうと思います。2/
ウクライナの戦場でワグネルが作戦を遂行する場合、ロシア空軍との連携は不可欠ですが、ロシア空軍の兵士の立場からすれば、以前と同じような姿勢でワグネルと協力することは不可能だと思います。その影響は長く残るだろうと予想されています。7
ウクライナ軍による攻勢が継続しているにもかかわらず、これほど大幅な人事異動を行うことはロシア軍にとって大変な負担であるだけでなく、その後任としてワグネルの関係者が入り込むことになれば、ロシア軍の上層部に深い亀裂が入るだけでなく、中堅層との対立が進む恐れがあります。2/
ワグネルのプリゴジンは、ロシアのプーチン大統領から裏切者と見なされ、武力で対決する姿勢をとっていました。 しかしベラルーシのルカシェンコが和平のための提案を行い、合意が成立したとのことです。ワグネルの部隊はモスクワ進撃を中止し、撤…