FOMCの利上げとか利下げはもはや意味がありません。ポーズなだけです。FRBはすでに量的緩和に舵を切って4ヶ月ぶりにバランスシートを拡大させました。最新のノートで解説しています。
しかし、クレディスイスの債券保有者が完全に消されたのは違法なのでは?通常であれば債券保有者の権利は株主に勝るからね。これは今後の債券投資に大きな影響を与えそう。
小銭で買収されたクレディスイスの債権保有者は完全に、株主は9割以上の損失でワイプアウトされました。筆頭株主はサウジの銀行でしたが、この損失は最近中国に接近しているサウジに対する罰金のような気もします。
UBSはCSに10億ドルの買収オファーを出しました。金曜日の終値に比べ80%以上のディスカウントです。シナリオは2つ。UBS本当は買いたくないけど圧力をかけられているからあまりにもローオファーで断られたい。もしくはCSの状況が思ったよりひどい。どっちかですね。
UBSとCSは買収価格20億ドルで合意したようです。預かり資産180兆円あるグローバル投資銀行は小銭で買収されたということ。…
クレディスイスは中銀から最大7兆円を調達するとのこと。ところでクレディスイスの会長の苗字はリーマンです。歴史の皮肉なのか、コスミックジョークなのか分からないですね。
クレディスイスはまた大きく下がっています。サウジ国立銀行が支援を拒否したとの報道。
株価はここ一年間で70%下落しています。今に始まった話でもない。
米金融大手チャールズシュワブの株価は1月から4割近く下げています。シリコンバレー銀行同様に保有資産の含み損が大きいから嫌気されていますが、シュワブに何かあったらそれこそリーマンの再来となります。地銀どころの騒ぎじゃない。
シリコンバレー銀行の経営陣 CEO → サンフランシスコFEDの役員 CFO → リーマンで破綻したFreddie Ma