皆が介入に目を奪われている間に米国長期金利が上昇している。10年金利はついに3.71%に上昇。 これでは介入を継続しなければドル/円が上にぶっ飛ぶ。新聞によれば介入資金は為替市場規模の3日間分しかないのだから継続は無理。ドル高円安進行に推進力を与えた為替介入だった。
「為替介入が難しいわけ」は今朝の日経新聞がきちんとまとめてある。①インフレ抑制でドル高を望む米国の理解を得づらい②原資なしで介入できる「円売り介入」と異なり外貨準備の制約を抱える(続)
(続)金利操作を伴わない為替介入など全く効果のないどころか、意図とは逆方向へ大きく動く契機になることを知っているから、円売りの絶好のそして最後のチャンスととらえるだろう。こんな状況で為替介入をやって、スカとなれば「日本は円安に対して何も手段がない」ことを世界にしらしめ(続)、
日経新聞いわく「レートチェックは円買い介入に向けた準備段階にあたり、当局が一段と警戒度を高めたことを意味する」。マスコミにこう書かせ、為替介入を経験したことのない現役トレーダーをビビらせる効果しかない。為替介入を経験したことのある…
以下、マネックスメールの本日の松本氏のコメント。「日銀が為替介入の可能性を演出するためか、相場水準を銀行等に確認する「レートチェック」を行ったとのこと。一種の口先介入ですね。しかし口先介入の中ではかなり重めの介入です。従来より中央銀行が市場に介入した場合、(続)
インフレが加速している米国では現在、財政引締論が主流で、バイデン大統領の歳出増に非難が盛り上がっている。ところが日本は真逆の財政出動。供給が不足しているときに、「住民税非課税世帯への5万円給付。ガソリン価格抑制の補助金、輸入小麦の価格抑制」で需要を喚起策(続)
前から何度も申し上げているが、長年のディーリング経験からして、今のドル/円相場ほど、予想が簡単なものは無い。「今後、大きく円安が進む」というのは「今日と12月とを比べると、12月の気温の方が低い」と予想するのと同じくらいに確かなように思える。それと同じ。世界のインフレは(続)
現在の米国の政策金利は2
(続)今ほど一時的に円高に振れても心配にならいことはかってなかった。トレンドとして円高になる要因がほぼ皆無だからだ。ドルを買ったら酒を食らって寝ていろ!だ。この記事も円安進行の理由の一つ。6月からFRBは財政ファイナンスでばらまいた資金の回遊を始めた(続)
「ばらまいた資金の回収に入ったFRB」と「今現在、資金を強烈にばらまき続け、かつ資金回収など未来永劫に出来ない(=回収を始めれば金利が暴騰し、日銀は甚だしい債務超過。政府はデフォルトなので))日銀」を対比させれば、強烈な円安/ドル高が進むのは明らか(続)