文科省が前川前文科次官の授業内容について問い質した件で、自民党文科部会長の赤池誠章参院議員と池田佳隆衆院議員が文科省に経緯を照会していた。法令違反をした者だから問題だとの理屈だが、神の如き善人よりも悪人とされた人間の話を聞いた方が、子供たちの人間理解にも役立つのではないか。
舛添バッシング→小池劇場→都政の大混乱・五輪準備の遅れ。今回の森友問題を巡る諸政治勢力、マスコミ、世論の動きも、よく似ている。G20も北朝鮮も日銀批判もパラリンピックも吹き飛んだ。朝から晩まで森友一色。第一義的に政府・財務省の問題であるが、「法の支配」だけは蔑ろにしてはならない。
森友文書にも日本会議の記述があったが、今の日本は右傾化や排外的ナショナリズムが進み、思想信条まで権力者と同じでないと相手にされない雰囲気である。これだとナチスドイツや北朝鮮と同じ社会になってしまう。相変わらず「空気」が支配する日本。「法の支配」を武器にその「空気」と闘うべきだ。
新幹線のぞみ台車亀裂、製造過程で川崎重工がミス。日本企業の不祥事が続く。何が原因なのか。この問題も、「働き方」改革の視野に入れるべきではないか。日本劣化の一例。
オリンピックが終わって、次はパラリンピック。3月9日(金)開会式〜3月18日(日)閉会式の予定で行われる。参加する選手たちに声援を送りたい。オリとパラを一体のものとして成功させねばならない。2020年東京も、その方針で準備を急ぐ必要がある。
女子マススタート、高木菜那ガ金メダル。おめでとう!頭脳的な勝利だ。佐藤綾乃、巻き込まれての転倒、残念至極。かわいそうだ。この新種目は、いろんな落とし穴がある。
カーリング女子、延長戦で、惜しくも韓国に敗れる。強豪相手によく頑張った。明日の3位決定戦に期待。韓国人の間で日本の選手のファンが増えているという。政治で遠ざかった関係を、スポーツが近づける。これがオリンピックの神髄だ。日韓両チームに心から拍手を送りたい。
羽生結弦選手や宇野昌磨選手を応援する韓国人や中国人のファン、「国は関係ない。好きな選手を応援するだけ」と言う。これがオリンピズムだ。文在寅大統領の感覚よりもまともだ。日本では、韓国や中国の選手を応援すると非難囂々といった雰囲気。右傾化しすぎており、不健全だ。五輪の精神に帰ろう。
平昌五輪開会式を観ている。4年前のこの日、私は都知事に当選、直後にソチ五輪閉会式に行った。現場を見て、またバッハIOC会長とも会って、2020東京五輪準備に役立った。小池都知事の今回の欠席は問題である。何を考えているのか。彼女はもう都政や2020東京五輪への関心を失ったのか。
眞子さまと小室圭さんの結婚に伴う一連の行事が再来年に延期。来年は天皇陛下退位など皇室行事が多いため、またお二人が十分な時間をかけたいためという。一部の週刊誌が小室家の私事を暴露したせいではないのか。お二人の気持ちを思うと胸が痛む。金儲け主義の連中は、どこまで日本は劣化させるのか。