為替マーケットは、いまのところ日米金利差で動いている。これからして今度とも更なるドル高/円安がかなり進むだろう。しかし、今後の最大のドル高/円安要因は、「ばらまいた資金を回収し始めているFRB」 と、「未来永劫回収など出来ない日銀」の差である。
「3メガバンクの巨額含み損は、かなりの円安
「FOMCは5%までの利上げが必要に、物価は『制御不能』-ロゴフ氏」 昨日のブルムバーグ記事。サマーズ元米財務長官
「指値オペの目的が明確に=日銀の倒産回避」日銀は、明日から31日までの指値オペ継続を発表した。これで指値オペの目的が明確になった。日銀の倒産回避、自己存続のためのオペだ。円安が進み、物価がグングン上がってもそんなこと気にしていられ…
昨日、多くの人の目は為替市場に向いていただろうが、昨日、注目すべきだったのは、株式市場と債券市場。円安が大きく進んだのに日経平均は205円安だった。日米金利差が進み、日本もインフレが急速に進んでいく結果としての金利上昇、スタグフレーションを予測したのだろうか?(続)
(続)しかし(当面先だろうが)日経平均が下落していき、日銀が債券だけでなく、株式でも評価損を出すようになれば、日銀はもうメタメタもいいところ。我々が習った伝統的金融論では「中央銀行たるもの、通貨の信認を守るために市場で大きく値が動く金融商品を保有してはいけない」だった。
(続)日本はいちころで、円は紙くず、ハイパーインフレもいいところだ。ちなみに為替とは相対論。どちらの通貨がより弱くなるかだ。ドルより円の方が数万倍も弱くなる。したがってドル/円は天文学的な数字の可能性がある。平時に放漫財政を無視し、莫大な借金を放置し、それから生じる危機を(続)
(続)日銀は大幅な債務超過になりThe EBD。ドル/円は天文学的レベルにまで上昇し、円は最終的に石ころ化。莫大なる赤字を無視し、財政破綻を(紙幣を刷りまくって)先送りしたツケを巨大に払わされる。伝統的金融論が教える、まさにそのまんま。
(続)ここで指値オペをおこない、長期金利の上昇を抑える姿勢を示せば「日銀は金利を上げません」との宣言を世界に高らかに発することになる。ドル
「日銀、円安を宣言」指値オペ実施。日銀が世界に向かって「円安/ドル高/宣言をした」のと同義。これから力強く、長く続く「ドル高/円安」の始まり。同時にいかに日銀財務が危機状態にあるかを世界に公言した。10年金利0.25%を死守(続)