感染症専門家が「いまは戦時だ」と表現しはじめた現在、戦争を研究してきた者として、戦時に潜むさまざまな認識ミスや、リーダーと専門家が犯しがちな誤ち、国民の集団心理など、学ぶべき過去の教訓を洗い出しました。 新型コロナウイルス禍が社会…
非常事態宣言を、世論に押し切られて行う意味がいったいどこにあるのか。宣言があってもなくてもホテル部屋借り上げ代は支払うだろうしまず要請・調整する。日本の慣行からしていきなり接収はありえない。非常事態宣言で休業補償がついてくるわけでもなく、かえって企業側の休業手当支給は放棄できる。
新型コロナウイルス禍に直面した日本の社会の安定は、解雇されないと信じている(そして実際大企業ならなかなか解雇されない)人が多いからだろう。 雇用調整助成金によって良心的な飲食店等が安心して休業する効果はあるものの、やはり事業主が頑張って助成を取りにいかなければ労働者には届かない。
新型コロナウイルス禍で格差が縮まると思っている人がいるかもしれないけれど、格差は開きますよ。
日本のように自粛を求めることの負の側面は補償がされないこと。しかし人々が政府に信頼を持っていて、補償があれば自粛要請の方がまだメリットは大きい。 ロックダウンという言葉が一人歩きし、パニックが助長され、強制措置が発動される前に脱出…
ロックダウンを強行したイタリアで何が起きたか。イギリスは方針転換後にパニックが進んだ。アメリカでも悪影響が次々と明らかになるだろう。私には諸外国の政府が間違った道を歩んでいるようにしか思えない。 イスラエルでは首相が政治的延命のために裁判所や議会をシャットダウンしようとしている。
フリーランスの人の売り上げを補填するわけにはいかないが、現金が途絶えると命に関わることは確か。 フリーランスや自営業の確定申告を終えた人の所得税納付をだいぶ先延ばししてあげる必要もあるのではないか。 フリーランスや自営業に一日41…
東京大空襲で全て焼けてしまったことがVTRで指摘された通り記憶の風化に繋がってしまったのかもしれない。米軍に占領された敗戦国としての忖度もあろうし、総動員の戦争で本土決戦を最後覚悟した経緯もあるだろう。原爆は日本の唯一無二の経験だ…
東京大空襲は無差別爆撃で民間人を虐殺しました。日本もかつて無差別爆撃で民間人をターゲットにしています。近年のアメリカのする戦争は銃後の国民からは遠くなり、戦争の心理的ハードルは下がっています。だからこそ、このような東京大空襲を語り継ぐことで戦争の被害を知ることが重要だと思います。
何がなんでも「日本は上手くいってる」クラスターも嫌だけど、他国をバラ色に見るのもどうかと思う。日本には日本のアキレス腱があり、それは別の美点とセットだったりもする。また、国は違えど人間のやることは大して変わらん、というのもまた真なりですね。それをすっ飛ばした人が陰謀論に流れます。