近畿財務局の職員が自殺した。森友学園問題の被害者である。政府は罪を佐川国税庁長官に押し付けようとしているが、なぜ虚偽答弁をしたか、なぜ文書を改ざんしたか考えれば、佐川氏も被害者とも言える。もう逃れられない。潔く総理が議員をお辞めにならないと、自民党政権が国民に見放されるであろう。
籠池夫妻の拘留が詐欺罪という名目で9ヶ月も続いている。お二人共体調を崩されて車イスに乗っていると聞く。彼らに真実を話させないためだ。司法まで政権を忖度している。司法も地に堕ちたと言わざるを得ない。裏を返せば、彼らが真実を話したら政権がもたないということだ。国民は事実を知っている。
財務省は森友学園に関する決裁文書の書き換えを認めた。犯罪を認めたことになる。佐川国税庁長官も真相を語らぬまま辞任した。彼の任命責任も含め、麻生財務大臣は責任を取るしかないが、財務省は誰のために犯罪を犯したのかを考えれば、責任は財務大臣にとどまるものではない。
森友学園の国有地払い下げ問題をめぐって、担当していた近畿財務局の職員が自殺した。上からの指示で動いていて、板挟みになったのだろう。心からご冥福をお祈りしたい。もし私が総理で、自分のことで部下が自殺したら、私はとてもいたたまれない。国民は分かっている。誰が責任を取るべきかを。
裁量労働制の拡大を図る政府の議論の基礎となる調査データに300箇所以上間違いが見付かった。結論に合わせるためにデータを作ったのか。科学では一箇所でもデータに誤りがあれば、議論は成り立たない。安倍首相は誤りを認めながら結論を変えないと言う。これがまかり通ったら国会の議論は死ぬ。
野中広務先生が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。総理を辞めた後、那覇でお目にかかった時、「良くこんなところに来れたな」と沖縄に来たことをなじられました。2年後に野中先生は私のことを誤解していたと公の場で謝罪をされました。謝罪していただいたことに感激いたしたことを思い出します。