最後まで楽しんで見てたけど、私にとって『鎌倉殿の13人』のピークはやっぱり菅田将暉さんの義経だったなと、今日の総集編で確認。 義経が天才なのか、菅田将暉が天才なのか、わからなくなるあの軽み。掴もうとしてもすり抜けるあのしなやかさ。
先日亡くなった吉田喜重監督が90年に仏リヨンで手がけたオペラ「マダム・バタフライ」の、黒一色の舞台セットは磯崎新氏のデザインだった。 ちなみに衣装は山本耀司氏。 「ポストモダンの旗手」 建築家・磯崎新さん死去 91歳:朝日新聞デ…
歌手・俳優のYOSHIさんが事故死 バイク運転中にトラックと衝突:朝日新聞デジタル
今回の大河「鎌倉殿の13人」の菅田将暉さん(義経)、最後に振り返ったショットが美しかった。泣いてるのに笑って、微笑んでいるのに悲しんでいる。目の動き(アクション)でこれほどの芝居ができる。素晴らしき放浪者ぶりに落涙。
いま『ドライブ・マイ・カー』を数ヶ月ぶりに見た。やっぱり西島秀俊が三浦透子の助手席に座った瞬間、つまり擬似父子の段階にギアが上がった瞬間にグッとくる。それは『EUREKA』の擬似家族の物語をなぞっているようだと、改めて思う。 両作には、共にジム・オルークの楽器が鳴っている。
邦画界が「代表」としてロサンゼルスに送り出したかというと、それも怪しい。8月の公開から観客を集められず、シネコンをメイン館に始まった興行では、スクリーンがみるみるうちに別の作品に変わっていきました。ロングランになったけれど、アカデミー賞のノミネートまでの興収は3億2千万円ほど。
受賞する前に言っておきます。『ドライブ・マイ・カー』が今回、米アカデミー賞で受賞したとしても、それは日本映画の勝利を意味しません。日本映画史に刻まれる快挙に水を差すようですが、実際そうなのです。
映画を見ることは、映画を作ることと同義なので、監督だろうと俳優だろうとたくさん見るべきなんだと西島秀俊さんが伝えてくれてる気がする。 日本アカデミー賞の式典で、おにぎりを持って劇場に行くことを司会者が少し笑いにしてたけど、普通ですよ。そこは西島さんの「現場」なのだから。
今のところ一つ言えるのは、『ドライブ・マイ・カー』はこの中で間違いなく最も低予算であるということ。 ハリウッドの人が聞くと、「そんな冗談を」を笑い、「自主製作映画かよ」というくらいのレベル。そして、今作の興収が日本で3億円ほどとい…