「円高を止めるのは簡単だが、円安を止めるのは結構難しい。(為替介入で)円安を止めるにはドルを売らないといけないが、外貨準備高の限界がある。私もそういう介入をやったことがあるが、外準の10分の1を使ってしまって『あと9回しかないじゃ…
日本電産は「業績見通しを達成して当然の企業」という印象がある。業績下方修正は米中貿易摩擦の影響の深刻さを示すとともに、「あの日本電産が‥‥」という驚きがある。
問われているのは日産問題と同様、「報酬(ペイ)ガバナンス」。金額の多寡ではなく透明な決め方が問われるべき。日産、革新機構と相次いで発覚したのは偶然ではないだろう。お金の問題こそ、今の日本人が正面から向き合うべきイシューなのだと思う。