「理想主義的なキャラクターでもなければ、マンガ的様式的なキャラクターでもない、まぎれもなく日本人がこうあった、という現実的なキャラクター」を描くことが、このテーマを描くことに必要不可欠だと監督は感じていました。#kinr
しかし清太は「まったく軍国少年らしいところがない」少年に描かれています。高畑勲監督は「現代の少年がタイムスリップしてあの不幸な時代に紛れ込んでしまったように思える」と語っています。#kinr
清太はこの時14歳。当時では、予科練や陸軍幼年学校にも行くことができる年齢でした。#kinr
節子が大切にしていた唯一のお菓子が「サクマ式ドロップス」でした。戦前・戦中の昭和を生きた子供たちにとってサクマ式ドロップスはかけがえのないもので、貧しい暮らしの中に甘い彩りを与えてくれた宝物でした。現在も多くの人に愛されています。…
生きていた頃の自分を見つめる清太と節子の“幽霊”が登場するシーンは、特殊な赤色が使われています。色彩設計を担当した保田道世氏は、高畑監督から阿修羅の写真集を見せられて、「阿修羅のごとくにして欲しい。内面から発光するような感じがほし…
映画の中で描かれているのは6月5日にあった大空襲で、神戸の西半分を焼き尽くした3月の空襲と、東灘区の航空機工場を狙った5月の空襲、そしてこの6月の大空襲で神戸市域はほぼ壊滅したと言われています。#kinr
神戸のまちは昭和20年1月から終戦までの間に、128回もの空襲を受けたそうです。#kinr
高畑勲監督「『火垂るの墓』では戦争は止められない、必要なのは理性」 #金ロー #火垂るの墓 #高畑勲監督
火垂るの墓 大好きで 何回も見てたな 蛍が見たくなったし 白米よりも雑炊食べたくなったし 生きてるっていう素晴らしさを 教えてくれた作品だった 時代の流れを見てるはずなのに 50年100年が 世界をこんなにも変えるんだなと…
原作の「火垂るの墓」は実写での映画化の話が3度上がっていましたが、いずれも途中で挫折していました。#kinr